石ノ森章太郎の代表作「仮面ライダー」にも都市伝説があるという。
実は仮面ライダーとショッカーの戦いは、共産ゲリラの組織と警察の戦いを意味しているという。
「仮面ライダー」が生まれた70年代、学生運動を筆頭に日本の共産ゲリラ的な闘争は段々と弱体化していた。
次世代の子供たちに、反社会的な組織に対する嫌悪感を植えつけるために、「仮面ライダー」の設定が作りこまれたというのだ。
考えてみると、「仮面ライダー」の敵役である悪の秘密組織・ショッカーは有望な若者をさらって、改造手術を施し怪人にしてしまう。
更に、ショッカーの世界征服という思想で洗脳するのだ。
このあたり、数々のマインドコントロールで共産ゲリラや学生闘士が洗脳されていった経過も似ているし、ショッカーの歴代幹部も共産主義国や独裁国家の匂いを発している。
また、ショッカー、ゲルショッカー共に「ゾル大佐」「死神博士」「地獄大使」「ブラック将軍」、これら肩書きなどはいずれも資本主義諸国が敵国とみなしてきた共産主義国家や独裁国家の政治家や軍人、官僚、科学者を暗示しているかのように見える。
また首領、幹部、怪人、戦闘員で構成されるショッカーは、トップダウンのピラミッド組織になっており、いかにも反政府の組織っぽい。
また、組織から脱走した裏切り者(=仮面ライダー)に容赦ない点もゲリラ組織の粛清を連想させる。
水道に毒を入れる、毒ガスを散布する、幼稚園バスをジャックするなど、テロに近い怪人の作戦などもゲリラ運動の反政府組織っぽいかもしれない。
よく冗談で「世界征服をやりたいのに、幼稚園バスなんかジャックしてどうするんだ」というツッコミを聞くのだが、人命を盾にしたテロ組織の条件要求と解釈したら、納得がいく。