芸人の話から始まったこの都市伝説は進化し、インターネットを通じ、更に分化・伝播していった。
「ウォーリー都市伝説」は他のバージョンも多い。
以下にそのバージョンを列挙してみよう。
有名人の発言から始まった噂が、様々に変化する様がよく現れている。
1.何故ウォーリーがなかなか絵本では見つけられないのか、それには理由がある。殺人鬼・ジムの姿は、昔殺した何人もの犠牲者の霊が彼を隠しているからだ。
2.ウォーリーはシマシマの服を着ているが、この服は囚人服である。
3.深夜2時ジャストに「ウォーリーをさがせ」の絵本を開くと、一面が百人のウォーリーになっている。この時間はウォーリーの生まれた時間である。
4.ウォーリーは実は誘拐犯である。
本名はジムであり、ジムがさらった子供の名前がウォーリーである。
だから、警察や市民は誘拐事件の被害者であるウォーリーを捜している。
5.ウォーリーを100回見つけると、枕元にウォーリーが立つ。
6.ウォーリーは実在の人物である。今も世界を旅行中だが、実は逃走中であり、絵本という形で指名手配になっている。
7.ウォーリーのメガネは人の心を読む。
ここまで噂が広がるとは、興味深い現象である。
人々によく知られたキャラクターに噂がつくと、あっという間に拡散してしまうようだ。