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犬神ー憑き物

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犬神ー憑き物

ここまで背景を紹介すると、今から話す内容も理解頂けるであろう。

高校時代、筆者は徳島県立○○高校という学校に通っていた。

旧制中学の流れを組む学校で、生徒も個性的な仲間が集まっていた。

後に石田壱成とビックバンドを結成する佐藤タイジくんや、尺八の若手奏者で評判の高い原郷界山くんなどがおり、愉快な学園生活をおくっていた。そこで奇妙な事件が起こった。

あえて仮名にするが小柄な某君が廊下で大暴れをしているのである。

仲間数人を両腕で振り回している。もの凄い怪力である。またその暴れている某君の目があっちの世界にいってしまっている。

「まさか、薬なのか?」

と一瞬思ったが、昭和50年代の田舎高校生の我々に手に入るわけもなく、某君もそんな事をするような人間ではなかったし、非常に平和的な人物なのだ。

唖然としていると彼はみんなの制止を振り切り、猛スピードで学校から走り出していった。

「一体あれはなんだ?」と彼を制止していた一人の友人に尋ねてみると、意外な答えが返ってきた。

「ああっ、時々ああなるんだよ。ああなると人柄が変わっちゃってどうしようもない。力も人間の力とは思えないし、彼の家は狸を信仰しててね、狸が降りてくると突然山に行きたくなるんだ」

「狸が降りるってそんな馬鹿な、現代日本だぞ、奴だってプロレス好きの普通の高校生じゃないか」

「だっておまえも見ただろう」

この事件に遭遇してから、私の見解は一層深まった。四国はまだまだ日本古来の風習が生きていると。

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