戦争中、南方に派遣された老人は敵と銃撃戦になった。仲間とはぐれた老人は、敵から逃げる為に海に飛び込んだ。
恐怖と疲労で失神したものの、浜辺に打ち寄せられている自分に気が付いたという。
その時、突如黒いものが飛び掛かった。
海から50cmぐらいの動物が
「ざざっ、ざざっ」
と飛び出してきて…老人に飛びついてきた。
老人は必死に戦ったが、鋭い牙で右腕、右足、右目を深くかみ切られてしまった。
こんなところで死ぬわけにはいかない。
老人は狂ったように、怪物を左手で殴り続け、そのまま再び気絶してしまった。